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8/2 (土) 明治安田J2リーグ
第24節

北海道コンサドーレ札幌  vs  サガン鳥栖

大和ハウス プレミストドーム 14:00

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北海道コンサドーレ札幌
1

試合終了

0 前半 0

1 後半 0

0

AWAY

サガン鳥栖
  • 荒野 拓馬(77‘)

メンバー

スターティングメンバー

GK 51 高木 駿
DF 2 髙尾 瑠
DF 6 高嶺 朋樹
DF 50 浦上 仁騎
DF 55 宮 大樹
MF 7 スパチョーク 63‘
MF 14 田中 克幸 69‘
MF 47 西野 奨太
FW 20 アマドゥ バカヨコ 56‘
FW 35 原 康介 63‘
FW 71 白井 陽斗 69‘
GK 12 泉森 涼太
DF 5 長澤 シヴァタファリ
DF 13 井上 太聖
DF 32 小川 大空
DF 37 森下 怜哉
MF 2 松本 凪生 56‘
MF 7 新井 晴樹
MF 11 西川 潤 72‘
MF 27 櫻井 辰徳 72‘
MF 77 ヴィキンタス スリヴカ 80‘
FW 34 山田 寛人 56‘

控えメンバー

GK 17 児玉 潤
DF 15 家泉 怜依
MF 10 宮澤 裕樹
MF 11 青木 亮太 63‘
MF 27 荒野 拓馬 69‘
MF 30 田中 宏武 63‘
FW 22 キングロード サフォ
FW 90 マリオ セルジオ 56‘
FW 99 出間 思努 69‘
GK 35 内山 圭
DF 4 今津 佑太
MF 10 本田 風智 80‘
MF 14 堺屋 佳介
MF 16 西澤 健太 56‘
MF 18 日野 翔太
MF 33 西矢 健人 72‘
FW 19 鈴木 大馳 56‘
FW 47 新川 志音 72‘

監督

岩政 大樹
小菊 昭雄

試合経過

80‘
  • ヴィキンタス スリヴカ
  • 本田 風智
  • 荒野 拓馬
77‘
72‘
  • 櫻井 辰徳
  • 西矢 健人
  • 西川 潤
  • 新川 志音
  • 田中 克幸
  • 荒野 拓馬
  • 白井 陽斗
  • 出間 思努
69‘
  • スパチョーク
  • 青木 亮太
  • 原 康介
  • 田中 宏武
63‘
  • アマドゥ バカヨコ
  • マリオ セルジオ
56‘
  • 松本 凪生
  • 西澤 健太
  • 山田 寛人
  • 鈴木 大馳
  • 高嶺 朋樹
35‘

スタッツ

6 FK 11
3 CK 6
0 PK 0
10 シュート 14
2 オフサイド 0
1/0 警告/退場 0/0

試合環境

入場者数

17,130人

天候

屋内

気温

25.2℃

湿度

59%

主審

田中 玲匡

副審

竹長 泰彦

副審

川勝 彬史

第4の審判員

瀬田 貴仁

小菊昭雄監督

試合総括:
3連勝で臨んだゲームだったのですが、この中断期間で新たなシステムや戦い方の幅を広げるということで取り組んできました。今日も攻守に非常に素晴らしい時間帯が多く見受けられましたので、試合の内容としては非常に良かったなという印象を持っています。ただ、私たちは結果を、ゴールを決めないと勝点3を取れないなかで今日は本当にゴールを奪えなかった。そこに尽きると思いますし、私たちの課題に対しては日々のトレーニングでやっていくしかないと思います。個人のクオリティを上げること。そして、グループのコンビネーション、再現性を高めていくこと。そこは一日、一日、しっかりとやっていきたいなと思います。

Q:札幌がかなり中を閉じたうえでヴィキンタススリヴカ選手のところにはマンマーク気味に人をつけてきました。鳥栖の特長であるシャドーを生かしてウイングバックを高い位置に取らせるというビルドアップに制限を掛けられた印象でした。
A:私たちの戦い方に対して、札幌さんが対策を練ってきて、私たちもあそこのサイドで一度、基準を作ってから逆のボックスに、ヴィキのところからボランチを経由して(西川)潤に渡すというところがもう少し、早い時間帯でソリューションが出せたら良かったのですが、前半の20分過ぎくらいからうまくボランチを経由しながら逆ボックスまで持っていけるようになりました。そういうところから私たちのペースになっていきました。相手も私たちの変則的な立ち位置やボール保持に対して、いろいろな策を練ってくると思いますので、私たちもその守備に対して、いかに相手を揺さぶるか。矢印を折っていくかはみんなで同じ絵を描きながらバリエーションを豊富にしていきたいと思っています。

Q:後半、システム変更からかなりチャンスが増えましたが、得点は奪えませんでした。中断期間の練習試合でも「チャンスの数に対して実際に取れた点数が比例していない」というように懸念されていました。
A:今日の敗因はそこ(決定力不足)に尽きると思います。選手たちにもさっき共有してきたのですが、私たちの課題ははっきりしていると思います。逆に言えば、ビルドアップや前進というところは洗練されてきたと思っていますし、チームの成長を、いろいろなシステム、立ち位置を変えながらも同じことができていますので、感じています。あとはフィニッシュワークですね。そこは全員で引き続き、トレーニングでも選手たちは向き合ってやってくれています。一つ、答え、結果を出すことによって選手はグンと伸びると私の経験上、感じていますので、結果を出すことによって伸びる選手たちはいます。そこは我慢強くやっていきたいと思います。

Q:再開初戦、監督もこの一戦に強いものを懸けていたと思いますが、敗戦という結果についてどう受け止めていますか?
A:非常に選手たちのパフォーマンスが攻守に高かったこと、そこは私自身も彼らを褒めてあげたいなと思いますし、戦う姿勢も含めて、非常に良かったと思います。ただ、結果が出なかった。そこに対して、シーズンの中でこういった負け方というのもあると思います。その中で次、どう振る舞うのか。どう準備するのか。それが一人ひとりが、そして、チームとしても問われていると思いますので、オフ明けからの彼らの姿勢に期待したいと思います。こういった敗戦から逆にチームが強固になり、成長する。そういった経験を私自身もしてきましたので、この敗戦を大きなきっかけにしてまた飛躍していきたいなと思います。

Q:札幌が3バックで来ることは想定されていたのでしょうか?
A:想定していました。札幌がやってきそうなことを何パターンか想定した中で今日のようなシステムや立ち位置というのも想定はしていました。選手たちはいろいろなシステムを想定しながら準備はしたのですが、限られた情報の中、スカウティングしたことを選手たちはよくまっとうしてくれたと思います。これを勝点3につなげてあげたかったなという気持ちでいっぱいです。

Q:サイドでなかなか起点が作れなかったというお話がありましたが、かみ合わせの問題だったのでしょうか?
A:そこからうまくどう逆ボックスに持っていくのか。選手たちも前半の流れから(うまく持ち直して)パフォーマンスを発揮してくれました。ちょっと左サイドで突っ込んでカウンターを浴びるシーンが何度かありましたが、私たちのコーチ陣が上からスカウティングしてくれた分析、選手たちの対応力も非常に素晴らしいと思っていますので、試合の流れの中で私たちの時間帯、逆に相手の時間帯、いろいろな流れがある中で修正能力をしっかり発揮してくれたと思います。先程、申し上げたように次の試合が大事になると思いますので、しっかり準備したいなと思います。

井上太聖選手

Q:札幌がかなり鳥栖のことをリスペクトしたやり方をやってきました。従来のような前進の仕方はできていなかった印象でしたが、ビルドアップについてはどう振り返っていますか?
A:相手が前から来たほうが自分たちが持っている形は出しやすいのですが、ああやってセットされた時の崩しの質はもう少し、高めていかないといけないと感じました。ただ、自分としてはあまり悪いイメージはなくて、もう少し自分の立ち位置や受け手のどちらの足にパスをつけるのかにこだわっていけば、スムーズにボールを運べるようになるのではないかなとは思っています。

Q:外循環のパス回しになって同サイドで行き切ってカウンターを浴びる場面もありました。もう少し、揺さぶってもよかったかなという印象はありますか?
A:そこは最後の質で解決できるかなとは思っています。別に崩せていなかったとは自分は思っていませんし、最後の質を上げていければ、もっと2次攻撃、3次攻撃ができて自分たちの攻める時間も増えていく。最後の質、決め切るところもそうですけど、そういったところが勝負の分かれ目だったかなと思います。

Q:相手が対角線に長いボールを多用してきましたが、対応についてはどういったイメージだったのでしょうか?
A:狙っていたプレッシャーが掛かっていないとサイドを変えられてしまうと思いますけど、別にサイドを変えられたところで対応ができていなかったわけでもなかったし、全部が全部、同サイドでボールを取り切ることはできないと思うので。そこはサイドを変えられてしまったから良くないとかではなくてその分、スライドを速くして対応できればいいと思いながらやっていました。

Q:チャンスの数も多く、決めていれば勝てただけにこの結果には悔しさも大きいと思いますが、どう受け止めていますか?
A:負けてしまったのは残念ですけど、最後、笛が鳴った時にみんなが次に向かっている感じだったというか。ずっと(泉森)涼太くんがチームを救ってきてくれた中でああいう形の失点にはなりましたけど、みんながポジティブな声掛けというか次に向かうような声掛けができていました。ファン・サポーターのみなさんにはこの結果は申し訳ないのですが、自分はもう次の試合が楽しみです。

西澤健太選手

Q:札幌が鳥栖のことをかなり研究してきていました。中をかなり強く閉じてシャドーに入れてウイングバックを高い位置に出すという鳥栖の強みを抑えに来ていた印象でした。
A:自分が入る時はちょっと押し込まれるというか相手のリズムになっていたので、そこでどうズレを生み出すかは意識して入りました。ポジションとしてもズレを作れるところに入ったので、意図的にボランチのところから前に出てみたり、センターバックに捕まっているところから撃ってみたり、いろいろと試してみました。もう少し、決定的な仕事をしたかったのですが、チャンスは作れたと思うので、あとは決め切るだけだったかなと思います。

Q:チャンスは作れていましたが、鳥栖は外循環の攻めになると若干、迫力を欠くような印象もあります。中に差し込む意識はどうだったのでしょうか?
A:中央にはだいぶ人が溜まっていたので、外から崩しながらというのをイメージしていました。実際にクロスからチャンスを作れたと思いますし、自分の中ではそこまで悪い形ではなかったかなと思っています。あとはそこからもう一個、えぐっていくのか。えぐった時にはどこを見るのかというところはもう少し、アイデアが必要だったのかなとは思います。ただ、相手も前線に外国籍選手もいて、ちょっとカウンターも怖かったので、そこはリスクを回避しながらという感じになってしまったのはバランスへの意識だったかなと思います。

Q:リーグが終盤に向かっていくにつれ、1試合の結果の重みが増すなか、「決めていれば…」というかなり悔いの残る試合になってしまったと思います。
A:ここまで素晴らしい形で(開幕3連敗から)進めてくることができましたけど、ここで一つ、喝を入れられたと自分は思っています。ああいう失点も起こり得るものですし、こういった時にどういったリバウンドメンタリティーを見せられるかというのはチームとしてもJ1に昇格するために試されている部分だと思います。決して、自分は悲観的には捉えていないですし、ここからもう一つ、強くなれるチャンスだと思うので、またみんなで競争してやっていきたいと思います。

Q:チームを引っ張る立場としてリバウンドメンタリティーをどういった振る舞いで表現していきたいですか?
A:これで内容が酷かったら落ちていくのかもしれないですけど、自分たちのできたこと、できなかったことはすごく明確になっています。若いチームにとってはむしろ、ありがたい状況というかそこに対して、みんながどうアプローチしていけるかは自分も含めてやっていきたい。自分はまったくみんなのことを心配していないので、愛媛でアウェイで叩いて、ホームでの長崎戦という舞台に臨めるようにしっかり準備したいと思います。