9/13
(土)
明治安田J2リーグ
第29節
ヴァンフォーレ甲府 vs サガン鳥栖
JIT リサイクルインク スタジアム 18:30
HOME
試合終了
1 前半 0
1 後半 3
AWAY
- 鳥海 芳樹(10‘)
- 内藤 大和(64‘)
- 松本 凪生(57‘)
- 西川 潤(86‘)
- 新川 志音(90+3‘)
メンバー
スターティングメンバー
GK | 1 | 河田 晃兵 | |
DF | 2 | 井上 樹 |
62‘
|
DF | 3 | 孫 大河 | |
DF | 21 | ヘナト アウグスト |
82‘
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MF | 6 | 小林 岩魚 | |
MF | 10 | 鳥海 芳樹 | |
MF | 11 | 熊倉 弘達 |
67‘
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MF | 14 | 田中 雄大 |
82‘
|
MF | 16 | 林田 滉也 | |
MF | 48 | ヴァウ ソアレス |
62‘
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FW | 44 | 内藤 大和 |
GK | 12 | 泉森 涼太 | |
DF | 5 | 長澤 シヴァタファリ |
72‘
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DF | 13 | 井上 太聖 | |
DF | 30 | 木本 恭生 |
72‘
|
DF | 32 | 小川 大空 | |
MF | 2 | 松本 凪生 |
78‘
|
MF | 7 | 新井 晴樹 | |
MF | 11 | 西川 潤 | |
MF | 16 | 西澤 健太 | |
MF | 27 | 櫻井 辰徳 |
62‘
|
FW | 34 | 山田 寛人 |
46*‘
|
控えメンバー
GK | 30 | 石川 慧 | |
DF | 17 | 土屋 巧 |
62‘
|
DF | 22 | 小出 悠太 |
67‘
|
MF | 7 | 荒木 翔 |
82‘
|
MF | 20 | 遠藤 光 | |
MF | 26 | 佐藤 和弘 |
62‘
|
MF | 77 | マテウス レイリア |
82‘
|
FW | 9 | 三平 和司 | |
FW | 49 | ネーミアス |
GK | 35 | 内山 圭 | |
DF | 4 | 今津 佑太 |
72‘
|
DF | 23 | 北島 郁哉 | |
MF | 8 | 楢原 慶輝 |
72‘
|
MF | 18 | 日野 翔太 | |
MF | 33 | 西矢 健人 |
78‘
|
MF | 77 | ヴィキンタス スリヴカ |
62‘
|
FW | 15 | 酒井 宣福 | |
FW | 47 | 新川 志音 |
46*‘
|
監督
大塚 真司 |
小菊 昭雄 |
試合経過
90+3‘ |
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86‘ |
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82‘ | |
78‘ |
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72‘ |
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67‘ | |
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64‘ | |
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62‘ |
|
57‘ |
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46*‘ |
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10‘ |
スタッツ
8 | FK | 8 |
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0 | CK | 9 |
0 | PK | 0 |
6 | シュート | 13 |
1 | オフサイド | 1 |
0/0 | 警告/退場 | 0/0 |
試合環境
入場者数
7,462人
天候
晴
気温
27.2℃
湿度
63%
主審
吉田 哲朗
副審
馬場 規
副審
柳岡 拓磨
第4の審判員
酒井 達矢
小菊昭雄監督
試合総括:
今日は勝利したことももちろん、うれしいのですが、実は昨日からの流れがありまして。昨日、練習が終わって移動するときに搭乗予定だった飛行機が飛ばないというアクシデントがあって、マネージャー、スタッフの頑張りのおかげで何とか新幹線とバスを乗り継いで9時間かけて夜の8時半、9時くらいに甲府に到着することができました。私もこの仕事をして長いのですが、最長の移動でした。その中で選手たちがしっかりとパフォーマンスを発揮してくれたこと。そして、試合の流れも非常に困難なものでした。失点の場面も前半、入りが非常に良くて自分たちでゲームをコントロールする時間帯も長い中で一瞬の隙で失点してしまいました。そこは私たちもまた成長しないといけないのですが、精神的にも非常に難しくなったと思います。そこで折れずに頑張って同点に追いついて、「さぁ、これから」というところでミスからの失点。また、非常に難しい精神状態に陥ったと思います。本来ならあそこで崩れてそのまま終わるか、3失点目を喫して終わるか。そういう状況になってもおかしくないような試合内容だったと思いますが、みんなの頑張りでミスをカバーし合う。そこは私たちが一番大事にしているところで、精神的なつながりも含めて、ですね。同点に追いついて、そこからさらに逆転まで持っていく。ラスト10試合でこういう勝ち方ができるというのは大きく成長を感じますし、強いチームだなと。強いチームしかこういう勝ち方はできないと思いますので、大きな自信になったと思います。昨日からの流れがありながら選手たちが出し切ってくれたこと。20人全員が素晴らしい準備をしてくれたことを誇りに思います。けが人もたくさん帰ってきましたし、先ほど、選手たちとも共有したのですが、非常にオフ明けの練習が楽しみです。どの選手がポジションを奪うのか。私は良いパフォーマンスの選手を使う。良いコンディションの選手を使うと改めて選手たちと共有してきましたので、けがから復帰した選手たちも含めて、全員で高め合っていきたいと思います。
Q:1失点目は山形戦同様、4枚回しの相手にシャドーを引っ張り出されてそこに後ろがついていけずにスペースを与えたところが起因でした。山形戦の課題を改善できていない印象がありますが、監督はどう振り返っていますか?
A:試合の入りが非常に良かったので、攻撃のところでボールを支配してチャンスも数回作ることもできました。その中で私たちは前向きに守備することを大事にしていますが、ジャンプのタイミングやスライドのタイミング、そのあたりはまずは(新井)晴樹がジャンプするタイミングがどうなのか。また、サイドにつけられたときに(小川)大空が行くべきなのか、それとも、ボランチのタツ(櫻井辰徳)がスライドしてジャンプするのか。私たちはいくつかのソリューションを持っている中であそこで少し、連動性が取れなかった。そこは試合の流れもあったと思いますが、おっしゃるとおり、改善しなければいけないと思います。ああいうところから甲府の巧みな崩しで失点したのは大きな学びだと思いますので、しっかりと分析して全員で共有したいなと思います。
Q:中断期間で松本凪生選手のポジショニングに変化を与えていました。今回の松本選手のゴールには理由があったと思いますが、監督の中でも手応えがあるのではないでしょうか?
A:大分との練習試合でも同じような形で得点シーンを演出してくれましたし、私たちは[3-2-2-3]のビルドアップの形と[3-1-3-3]のビルドアップの形があって、そこは流れや相手の状況を見て使い分けるようにしています。まさに[3-1-3-3]のストロングポイントが出たシーンだと思います。コーチ陣含めて、全員で選手も精いっぱいの準備をしてくれましたので、準備が結果につながったことをうれしく思います。
Q:1試合3得点は今季初になります。2失点したことは反省材料だと思いますが、3点取れたことが勝利につながったという見方もできると思います。
A:私たちは得点を取っていくことでチームが強くなる。その中で守備とのバランスが難しいところはあるのですが、もう一回、見直さないといけないのですが、今日はそんなにチームとして崩されたシーンというのはカウンターやああいうミス、1失点目ともう一つだったくらいだと思います。守備もそんなに私はネガティブに捉えていないので。もちろん、チームとしても個人としてもまだまだ守備力を上げないといけないのは痛感しているのですが、しっかりと修正ができると思っています。しっかり分析して課題は共有したいなと思います。やはり、得点が取れるチームにしていくというところでここ数ヶ月、取り組んでいる中、最初は1点も取れなかったようなチームが、1点取れるようになり、複数得点を取れるようになり、そして、ようやく3点取ることができて、劇的な勝利を収めることができましたので、今日の試合が私たちの成長スピードをさらに上げてくれる、そういったビッグゲームになったと思いますし、そうなったとシーズンが終わったときに言えるようにまた全員で成長していきたいと思います。
西川潤選手
Q:試合を振り返ってください。
A:前回の山形戦では大量失点してしまって、そこからの立て直しや反省といった部分については監督からも言われていました。そこをみんなが共通意識を持ってやっていたというか得点を取るということを意識しながらプレーできていたと思います。
Q:中断期間で少し戦術的な変化もありました。西川選手自身のプレーにはどんな影響がありましたか?
A:自分が中央で攻撃に関わることが多くなるし、形が可変していくのでそこはやりやすさを感じています。
Q:2度先行される中でもチームが下を向くようなことはありませんでした。
A:チームの雰囲気は最高だったと思います。点が取れるだろうなという感覚はみんなが持っていたと思うので、そこを継続して最後までやれたことが良かったかなと思います。
Q:内容を振り返ればここまで苦戦する必要もなかったと思いますが、課題についてはどう振り返っていますか?
A:失点シーンは防げたはずだと思いますし、先に失点しなければ難しいゲーム展開になることもなかったと思います。そこは次に向けて、反省しなければいけないと思います。
Q:相手が4枚回しのときにシャドーが引っ張り出されて後ろがついていけずにスペースを使われるというのは山形戦に続く課題でした。
A:ああいうふうにスペースを使われてしまうと自分も前プレスに行きづらくなるし、ああいったところはもうちょっとうまくタファ(長澤シヴァタファリ)と連係しなければいけないなと。一度、タファのところで奪ってカウンターに持っていけたシーンもありましたけど、ああいう形をもっと増やしていきたいと思います。
Q:ゴールシーンについて、少し角度は難しくなりましたがイメージはできていたのでしょうか?
A:(新川)志音がうまく出してくれたので、相手をうまくかわせて流し込めたかなと思います。個人としても久々にゴールが取れたので、うれしいですし、あと9試合もっと活躍していきたいと思います。
新川志音選手
Q:劇的な勝利を呼び込む、劇的なゴールでした。
A:あの場面は何も考えていないというか考えることができていなくて、良いところにボールが来たので、触ったら良いコースに飛んでくれた。そういう感じだったかなと思います。
Q:2試合連続ゴールですが、今回は勝利に結びついた分、喜びも大きいのではないでしょうか?
A:ここからJ2優勝して、J1に復帰するためにはこの1勝から10連勝していかないといけないし、そのためにも大事な1勝だったと思います。それがこのゴールから始まればいいなと思っていますし、そのゴールを取ることができてうれしいです。
Q:西川潤選手へのアシストの場面はさすがにシュートを撃つ選択肢はなかった感じですか?
A:最初は撃とうとしたのですが、あの場面は運ぶまでのところできつすぎて(苦笑)。アシストというか潤くんが決めてくれたのでよかったです。
Q:代表ではサイドでの時間が長く、悔しい思いもあったと思います。そういった悔しさを晴らそうとする意欲みたいなものも感じました。
A:FWは結果を出すことが一番大事だと思っています。代表ではサイドで呼ばれることが多いですけど、代表でもFWで呼ばれるくらいのゴールを取っていければいいかなと思います。
Q:今回の代表活動はどう振り返っていますか
A:アジア特有の難しさはありました。ミャンマー戦は完全アウェイみたいな雰囲気で、なかなか点を決めることができずにそれでも先制できた後に自分が途中から入ったのですが、入りも悪かったし、失点もしてしまって流れを相手に持っていかれてしまった。ああいうところの入りはもっと大事にしないといけないし、クウェート戦はイエローカードをもらってしまいましたので、入りの部分や未熟さも感じたので、改善すべきところは多いなと感じました。
Q:ゴール後や勝利した瞬間の光景は最高の景色だったのではないでしょうか?
A:本当に疲れ切っていたのですが、ゴールを決めてからはアドレナリンが出まくって(笑)。本当に最高でした。自分がFWをやり始めた理由が自分がゴールを決めてチームを勝たせる喜びなので、それを今日、達成できたのでうれしいですし、これからもっとこういう試合を増やして勝利に貢献していきたいです。